リアルノイド ファミリー
「ファミリー」とは
ファミリーは「オリジン」の子孫となる女性型のヒューマノイドで、プロジェクト「テラ」までの成果をベースにした最初の商品になります。体格は女性の世界平均レベルを想定しており、介護助手・介護補助としての身体介護以外の業務やコンビニエンスストア・スーパー等の店員が行う一般業務の遂行が可能になります。又、プロジェクト「マーズ」と「ジュピター」の成果をファミリーに取り込むことで機能をアップグレードできるようにします。
「ファミリー」の目的
それは家族の一員として、その家族をアシストすることにあります。家族をアシストする方法はいろいろ考えられます。ヒューマノイドが家族の一員として一般企業で就労することは究極の解になります。しかし、これを実現するにはヒューマノイドの能力だけでなく、それを受け入れる社会の環境(政治的・法的)を整える必要があり、別次元の問題があります。ですから、先ず第一歩として次のような任務の遂行を実現します。
- 一般家庭における家事のお手伝い
- 片付けを伴う掃除
- 洗濯(洗濯物干し、洗濯物取り入れ、畳んでタンスに収納を含む)
- 配膳や食器の片付け(食洗器への収納と洗浄・乾燥後の食器棚への収納を含む)
- お使い(食品・日用品などの調達)
- 子供(小学生程度)の見守り
- 一般家庭における介護が必要な人のお世話のお手伝い
- 24時間の見守り
- いつでも話し相手になる
- 必要なものを持ってくる
- 片付け
- 商店や小規模企業における雑用業務やイベントの要員としての業務の遂行(オーナの家族として遂行)
メーカーとしての指針
「ファミリー」のコンセプトはその名にあるように「家族の一員」です。それは単なる機械ではありません。家族の一員を簡単に取り替えることはできません。そもそも、家族の一員として迎えるための費用が家計を圧迫するものであっては、家族になることすらできません。これらの事を踏まえ、開発から保守サービス(部品の供給や修理等)までの指針を次のように定めています。
- 「リアルノイド ファミリー」は、日本国民の、日本国民による、日本国民のためのヒューマノイドであり続けなければならない。
ヒューマノイドが大企業の経営者などの権力者だけのものになることは非常に危険なことです。「リアルノイド ファミリー」は草莽崛起の結晶として、日本国民の味方であり続けなければなりません。 - 家族の一員になった「リアルノイド ファミリー」が、できる限り長く家族で居られるようにしなければならない。
「もう、その部品は生産していません。」は許されません。製品だけでなく、それを生み出すメーカーも、日本国民にとって親身な味方でなければなりません。